若おかみは小学生!

若おかみは小学生! アニメ
若おかみは小学生!

観賞日 2018年11月17日(土) 8:30
イオンシネマみなとみらい スクリーン5 4/109席

期待度★★★
物語 ★★★
演出 ★★★★★
配役 ★★★★
満足度★★★★
監督:高坂希太郎


 
公式ページ

あらすじ(公式ページより)
講談社青い鳥文庫の大人気児童文学「若おかみは小学生!」がついにアニメ映画化します!
監督を手掛けるのは、数多くのスタジオジブリ作品で作画監督を務めた高坂希太郎。
「茄子 アンダルシアの夏」(03)以来15年ぶりの監督作です。両親を亡くし、祖母の営む温泉旅館で若おかみ修行をすることになった小学6年生の女の子・おっこが、不思議な仲間に助けられながら少しずつ成長していく感動の物語が描かれます。

主人公おっこの声を演じるのは、小林星蘭。明るく楽しいシーンからシリアスなシーンまで見事に演じ、感情豊かなおっこが誕生しました。また、テレビシリーズに引き続き、水樹奈々、松田颯水、小桜エツコ、一龍齋春水、一龍齋貞友、てらそままさきが作品世界を彩ります。
さらに劇場版ならではの豪華キャストに、薬丸裕英、鈴木杏樹、ホラン千秋、バナナマンの設楽統、山寺宏一が起用され、作品に広がりと深みを与えてくれます。

感想(ネタばれあり)
ネタばれありますよ。

原作未読、TVアニメも見てないです。

評判が高いこと、高坂監督ということで機会があれば観たいと思っていましたが、児童文学が原作ということでなかなか足を運べずにいました。お客さん層もたぶん小学生を含めた親子が中心だろうと考えると、おっさんひとりというのもちょっと気後れの理由です。

しかし観ないで公開するのも嫌だな、ということで思い切って劇場へ。公開から2か月近く立っていたせいか私を含めて4人だけでした。

子どもを対象にしているのでしょうから上映時間は90分程度と短め、内容的にもコンパクトにまとめられていました。

いきなり両親がなくなってから祖母の旅館に行くまではあっという間の展開。かなりドライに描かれています。ただし両親と暮らした家を後にするときの「いってきます」は如何にも切ないです。
旅館につくと重要キャラクター「ウリ坊」と接触。なんとなくどういう位置づけは予想できますが、彼がいることでおっこは寂しい思いをしなくてもすんだのでしょう。

終盤両親がなくなった事故の加害者がおっこのこと知らずに家族と宿に泊まりにきます。おっこは早々に加害者だとわかったにも関わらず、若おかみとしてお客に尽くします。うーん、本当にこんなことできたらすごいですよね。加害者の男はおっこが被害者遺族だと知り、宿を変えようとします。そりゃ居づらいでしょうよ。それでもおっこの気丈さに宿を変えることはありませんでした。この辺りは非現実的かもしれませんが、嫌らしさはけしてありません。

最後はウリ坊他の幽霊たちとおっことのお別れ。大人になれば見えていたものが見えなくなる、それが成長なんだということなんでしょう。判ってはいますがグッとくるシーンでした。

もうひとりの重要キャラクター占い師「グローリー水領」。おっこは彼女にだけは本当の顔を見せます。水領がおっこに家族の話を聞くときに両親の話題で間ができます。これはずるい演出ですね。

他にも細かい演出がたくさんありますが一回観ただけでは追いきれませんでした。DVD化されたら確認のためにもう一度観ようと思います。

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