ゴジラ-1.0~おもしろい、でも浜辺美波さんが最強すぎて、、、

SF

イントロダクション(公式サイトより)

絵本「怪物の木こり」の怪物の仮面を被り、人間の脳を奪い去る連続猟奇殺人。
焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。
残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
ゴジラ七〇周年記念作品となる本作『ゴジラ −1.0』で監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。
絶望の象徴が、いま令和に甦る。

鑑賞情報&満足度

公開日 2023年11月3日(金)
観賞日 2023年11月5日(日) 17:30
チネチッタ チネ8 4割/532席

期待度★★★★
物語★★★★
演出★★★★
配役★★★★
満足度★★★★★

監督、キャスト

監督:山崎貴(ALWAYS 三丁目の夕日 シリーズ、永遠の0、STAND BY ME ドラえもん シリーズ、海賊とよばれた男)
出演:神木隆之介(敷島浩一)、浜辺美波(大石典子)、山田裕貴(水島四郎)、青木崇高(橘宗作)、吉岡秀隆(野田健治)、安藤サクラ(太田澄子)、佐々木蔵之介(秋津清治)

 

感想(ネタばれあり)

普段テレビをあまり見ていないせいか、そんなに宣伝をしているイメージがなかったです。山崎監督の作品はやや苦手な部類ですが、ゴジラと言われたら劇場に行かなければということで、公開3日目に鑑賞。
ゴジラと言えばどうしても怪獣映画というイメージになりがちですが、本作はそんな単純なものではありませんでした。ストーリーがしっかりしていて、ドラマとしても面白い。神木さんはもちろんのこと、他の俳優さんも文句なしに演技が上手い。見応え十分です。
特に映画の導入部で、敷島のへなちょこぶりと戦争のリアル、そして小さめゴジラ登場ということでグッと心を掴まれます。青木さん演じる橘の凛とした佇まいは、画面を引き締めます。
ストーリーは良いと先に書きましたが、演出的にはご都合主義があっちにもこっちにも。突っ込みどころ満載ですが、鑑賞された方の多くはその点についてあまり悪くは言ってないですね。逆にこのチープさがスパイスになっているのかもしれません。でも、東京湾にゴジラきていて、新橋あたりを電車走ってたり、銀座に人がたくさんいたりとか、映画としてはどうしてもこうなっちゃうんですよね。
ろくな武器がない中でいかにゴジラと戦うか、これは鑑賞前から気になっていたところです。野田が提案した作戦は海中の圧力差によってゴジラを倒すという、誰もがそんなことできるのか、と思いつつそういうことしかないよなと感心しました。
ちょっとストーリーからはずれますが、ゴジラの会場シーンはどれもよかったです。泳いで顔を近づいてくるところや、前述の作戦中の立ち泳ぎするなんて、画的に面白い。これまでの怪獣映画の多くは夜のシーンばかりですけど、本作はほぼ昼間大暴れでゴジラの姿を認識できるのもとても良いです。
最終的には、導入部分からつながる敷島による特攻になるわけです。これは想定内ですね。
銀座で電車から宙ぶらりんになって巨大な水たまり?に落ちたり、強烈な爆風に巻き込まれたりしても生き残った典子が最後に入院しているシーンで終わりました。典子の首筋のあざ、そしてゴジラがばらばらになっても細胞レベルで生きていていたことなど、次回作の種まきは十分にできています。
あざは放射能に関する警鐘なのでしょうか。
続編あったら絶対に見に行きます。
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