あらすじ(公式サイトより)
心を閉ざした彼女が出会ったのは、パラカヌーという夢。
自分の実力に絶対の自信を持つ高慢な遥は、走高跳で世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していた。だがある日、不慮の事故に合い、命は助かったものの二度と歩くことができなくなってしまう。将来の夢を絶たれた遥は、心を閉ざし自暴自棄になるが、周囲の人々に支えられパラカヌーという新たな夢を見つける―。きらめく水面を背景に、母の愛、淡い恋心、恩師との約束・・・そして、大切な人の想いを乗せて、どん底から道を切り開いていく。
鑑賞情報&満足度
観賞日 2021年8月15日(日)
WOWOW
| 期待度 | ★★★ |
|---|---|
| 物語 | ★★★★ |
| 演出 | ★★★ |
| 満足度 | ★★★★ |
監督、キャスト
監督:兼重淳(461個のおべんとう、泣くな赤鬼、キセキ -あの日のソビト)
出演:中条あやみ(藤堂遥)、杉野遥亮(加賀颯太)、高月彩良(村上みちる)、大塚寧々(藤堂郁子)、小澤征悦(宮本浩)

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感想(ネタばれあり)
今回ありがたいことにWOWOWで放送。割と録りためていつまでも見ないことが多いWOWOWですが、今回は早めの鑑賞です。
観たかった理由はこんな感じです。
・中条あゆみさんに興味あり。
・スポコンものが好き。
・兼重淳監督作の「泣くな赤鬼」「キセキ」ともに秀作。
中条あゆみの作品では「雪の華」、「3D彼女」、「チア★ダン」と結構見ていますが、脚本や共演者によって私の中での評価が変わってしまう役者さんです。
本作ではカヌーについて代役立てずに自分で操舵したとのこと。それだけでも100点つけてもいいくらいなんですが、本作は彼女の表情や芝居がとにかく際立っていました。単に美しいだけではなく、怒り、いらだち、悲しみ、喜びととても自然に演じられていました。
特に怒りといらだちは圧倒的な目力が際立っています。
兼重監督についてですが、後から調べたのですが是枝裕和監督の下で多くの作品の助監督をされているんですね。なるほどと納得です。
特に子どもたちの使い方が絶妙。その子どもたちの背景について、くどくどと説明せず観る側に考える余白があったのもとてもよかったです。
これからも兼重監督には期待したいです。
ここからネタばれあり。
遥はオリンピック出場候補にも選ばれそうなくらいの実力を持つ。走り高跳びの選手。突然の事故で歩くこともできないほどの大怪我を負う。
この導入部分はそんなに長くないのですが、遥の女王様気質がシンプルに描かれています。
そこからスポコンものの展開へ。
ひねくれまくって周りに当たり散らす。
自暴自棄になるものの気のいい異性に叱られる。
その異性には暗い過去が…
うじうじしていても前へ進めなことに気づき、新たなことへチャレンジ。
本作ではレースで優勝とはなりませんでした。これ、よかったです。いきなり優勝じゃあこれまで頑張ってきた他の人たちがあまりに報われませんし、現実的でもない。
負けたからこそ次を目指そう、と思えるわけでこの余韻は大切です。
カヌーシーンは実際に中条さん本人によるもの。競技用カヌーは素人目に見ても乗ること自体難しそう。それを操っていた中条さんを尊敬してしまいます。
本映画に対して安っぽく感じるかたもいらっしゃる方もいるとは思いますが、アマゾンでも観ることができますので時間がある方には是非とも観ていただきたい作品です。

