コーダ あいのうた

ヒューマン

あらすじ(公式サイトより)

豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聞こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。

鑑賞情報&満足度

観賞日 2022年1月29日(土)16:05 公開2週目
チネチッタ チネ9 50人弱/154席

期待度★★★
物語★★★
演出★★★★
配役★★★★★
満足度★★★★

監督、キャスト

監督:シアン・ヘダー
出演:
エミリア・ジョーンズ(ルビー・ロッシ)、エウヘニオ・デルベス(ベルナド)、トロイ・コッツァー(フランク・ロッシ)、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ(マイルズ)、ダニエル・デュラント(レオ・ロッシ)、マーリー・マトリン(ジャッキー・ロッシ)

 

コーダ あいのうた

感想(ネタばれあり)

原作である「エール!」も観ています。「エール!」観た際かなり良い作品という印象をもったことを覚えています。
ストーリーがわかっているだけに演出、演技にどうしても重視してしまうため、期待度はあまり高くせずに鑑賞しました。「エール!」のそのままやり直しではなく、様々な変更がされていました。
細かくはネタばれとして書きますが、これはとても良い方向への変更だと私は思っています。
主演のエミリア・ジョーンズ、とてもよかったです。最初から最後までモサっとした感じで、どこにでもいそう。プリティウーマンみたいに段々と輝いたらどうしようかと思いましたが、最後までも普通。これって映画的にはチャレンジですよね。
ヒステリックな母親はちょっとストレス。でも表現は極端ですが、唯一の健常者である娘がいなくなるということは、母親自身の生活に直結するわけで、気持ちはわからなくもないです。
それから忘れてはいけないのはV先生。その振る舞いは凛としてかっこよかったです。この人がいたら、この素晴らしい作品ができたと言えます。最後のオーディションについても、その行動について予想はついたもののグッときました。

ここからネタばれあり。

前述の通り、原作から様々な変更が加えられています。
一番わかりやすいのは家族の仕事が酪農から漁業に変わったこと。
漁業はどう見ても聾唖の方には厳しい環境です。案の定、それが問題となりルビーの岐路を選択する上で大きなポイントになるわけです。そもそも車の運転は大丈夫なのか、というのが最初から気になってしょうがなかったです…
他によかったのはお兄さんの存在。お兄さんはバーのシーンで象徴されるように自分がやりたいことができずに悶々としている。妹を縛り付けることは、自分自身を縛り付けることと感じたのかもしれません。お兄さんも最後には陸での仕事が上手くいったようですね。ご都合主義は多々あるものの全体的に安心して観られる作品。結構泣かれている人も見受けられました。ハッピーエンドということで、今の時勢で鑑賞するにはピッタリだと思います。

 

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