決戦は日曜日

コメディ

あらすじ(公式サイトより)

とある地方都市。
谷村勉はこの地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平の私設秘書。秘書として経験も積み中堅となり、仕事に特別熱い思いはないが暮らしていくには満足な仕事と思っていた。
ところがある日、川島が病に倒れてしまう。そんなタイミングで衆議院が解散。後継候補として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美。谷村は有美の補佐役として業務にあたることになったが、自由奔放、世間知らず、だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される日々…。
でもまあ、父・川島の地盤は盤石。よほどのことがない限り当選は確実…だったのだが、政界に蔓延る古くからの慣習に納得できない有美はある行動を起こす――それは選挙に落ちること!
前代未聞の選挙戦の行方は?

鑑賞情報&満足度

観賞日 2022年1月10日(月・祝)14:00(公開4日目)
チネチッタ チネ9 50人くらい/154席

期待度★★★
物語★★★★
演出★★★★
配役★★★★
満足度★★★★

監督、キャスト

監督:坂下雄一郎(ピンカートンに会いにいく、東京ウィンドオーケストラ)
出演:窪田正孝(谷村勉)、宮沢りえ(川島有美)、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真

感想(ネタばれあり)

なかなかブラックな笑いに富んだ作品です。やる気がないのになんとなく立候補しなければならないヒロインを描くストーリーはよくあるパターン。
ですのでストーリー自体にはあまり期待していませんでしたが、宮沢りえさんの過去作はどれもそれぞれの映画にぴったりとハマるものでしたので、そこに期待しての鑑賞。
逆に窪田さんはドラマ「ラジエーション・ハウス」の役回りがいまいちだったので、大きな不安要素でした。

宮沢さんの演技はもちろん文句なし。窪田も実に普通の演技がとても良い。実はいい役者さんなんだな、と再認識しました。ストーリーもたぶん過剰ではないだろう選挙活動の裏側がとてもよくできていました。これが本当の話であれば、それはそれでリアルな選挙というものが改めて、恐ろしいものだと感じられます。

演出自体は過剰になりすぎず淡々としているため、エンターテインメントとしてはつまらなく感じるかもしれません。それがリアリティを生んでいるので、私は好きです。

 

ここからネタばれあり。

選挙に勝つことが目的でその先がどうであってもいいと考える谷村ほか事務所の人たちと支援者。勝つか負けるかでは王様と乞食くらいの差があるんでしょうね。そのためには手段を択ばないわけですが、それを当たり前だと思っていた谷村が有美の父親に自分の子どもの幸せについて説かれた結果、有美が議員になりたくなければ、落選するための手伝いをし始めます。ここがあっさりしていて、ちょっと物足りないかな。
案の定、演説などで本音を語れば支持者が逆に増え、裏金をリークすればタイミングが悪く別ニュースが入りまたもや好感度アップ。できすぎですけど、映画的にはありでここももっとエピソードを畳み込んでほしかったです。

結果はやはり当選ということで落ち着きます。

これは議員になった後の話を是非とも続編として期待します。

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