観賞日 2020年5月6日(水・祝)
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期待度 | ★★★ |
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物語 | ★★★★ |
演出 | ★★★★ |
配役 | ★★★★★ |
満足度 | ★★★★★ |
監督:森淳一(リトル・フォレスト、重力ピエロ)
出演:吉岡里帆、高杉真宙、大倉孝二、浅香航大、田口トモロヲ
公式ページ
あらすじ(公式ページより)
そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、弟の死を乗り越えることができずに3年経った今も失意の中にいた。
そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇する。その事故現場で車中から聞こえた、助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると訴えるなつめ。視覚以外の感覚から感じ取った『目撃』情報を警察に提示するも、警察は目の見えないなつめを『目撃者』足り得ないと考え、捜査を打ち切ってしまう。
それでも、少女を救いたいと考えるなつめは、事故現場で車に接触したスケボー少年・国崎春馬(高杉真宙)を探し出す。やがて、彼らの必死の捜査により女子高生失踪が関連づけられてゆくのだが、猟奇殺人犯の魔の手は彼らにも迫ってくるーーー
感想(ネタばれあり)
韓国映画のリメイクということで、R15+指定のグロいシーン連発。そういうのが苦手な方は避けたほうがよいです!
サスペンスではありますが、たぶん多くの方はすぐに犯人が誰かはわかると思います。
犯人が分かった後に、犯人が目撃者を無き者にしようとし、また逆になつめたちが誘拐された女子高生を見つけようと奔走する、追いかけっこ。
演出的にいまいちだったのは、なつめが犯人に襲われた後、恐怖に追い詰められ無力さに絶望するわけですが、案外あっさり復活するんですよね。
うーん、ちょっと端折りすぎ、というかそれは無理なんじゃないの?
春馬も犯人に襲われた後、やられっぱなしでいられるか、ってどんだけメンタル強い?
犯人を追い詰めた後も突込みどころはありますが、対峙しないと映画として成り立ちませんので良しとしましょう。
悪いことばかり書いてしまいましたが、映画としてよかったです。
私が感じる一番の成功要素は吉岡里帆さんの演技。演技で叩かれることも見かけます。しかし時効警察でのコメディエンヌぶりも良かったですが、難易度の高いと思われる盲目役も見事に演じられています。
一般人が勝手に調査して、警察よりも早くそして重要な情報をつかんでいく、っていうのは日本映画ではできないでしょうね。安直さを感じつつ、一定のスピード感を持つ演出はありでした。