観賞日 2017年12月22日(金) 21:20
シネマジャック&ベティ 10人 ほぼひとり客
期待度★★★
物語 ー
演出 ★★★
配役 ★★★★
満足度★★★
監督:ジェラルド・バレット
原題:BRAIN ON FIRE
あらすじ(公式ページより)
最愛の両親や大切な恋人、あるいは自分自身が、ある日突然、人格を奪われ正気と狂気の間をさまよう病にかかったとしたら──あり得ないと思うかもしれないが、その病は日本でも年間1000人ほどが発症していると推定されている。決して、遠い国の縁のない話ではないのだ。
主な症状は、感情がコントロールできなくなり、幸福と絶望を行き来し、周りの人々に人間性が崩壊したかのような毒舌を吐く。やがて昏睡に陥りそのまま死に至ることもあるという。大ヒット映画『エクソシスト』の悪魔にとりつかれた少女リーガンを思い出してほしい。彼女のモデルになった実在の少年は、実はこの病の典型的な症例だったと指摘されている。
2007年、つまりは21世紀になってようやく急性脳炎の一つと位置付けられ、正式に「抗NMDA受容体脳炎」という名前が与えられるまで、精神の病や悪魔憑きと判定され、正しい治療を受けることすら難しかったのだ。
2009年にこの病にかかった、ニューヨーク・ポスト紙の記者であるスザンナ・キャハランが、壮絶な闘病の日々を、医療記録や家族の日誌などから再現したノンフィクションを発表。彼女も医師から原因不明と見放されたが、決して諦めなかった両親と恋人の尽力で、遂には人生を取り戻す。スザンナと家族の闘いに感銘を受けたオスカー女優のシャーリーズ・セロンがプロデュースに乗り出し、『キック・アス』で大ブレイクを果たしたクロエ・グレース・モレッツを主演に迎え、全米で大ベストセラーを記録した衝撃の実話の映画化を実現させた。
クロエ・グレース・モレッツ主演で、この後邦画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」も観る予定だったので同じような感じの映画を比較したくて鑑賞。
実話ものなので物語について、良いも悪いも評価をつけられるものではありません。
脳の炎症で20歳をちょっと超えたくらいの若い女性が突然奇異な言動を繰り返す。身近にこんな人が突然現れたら、正直どう接していいかわからないでしょう。
家族は当然精神的な病気でないことを主張しますが、医者も匙をなげてしまうというか、自分の専門知識で語るため事例に寄せて答えを出そうとします。まぁ、当然のような気がしますが。
今は講演会をメインに活動する元医者が色眼鏡ではなく、いろいろと患者スザンヌにアプローチすることでその特徴を見つけます。
この映画のポイントはこんな感じ。
・病名がなかなかわからない。それを明確にするための家族の粘りがすごい。
・クロエの演技がすごい。躁鬱もそうだが、光を失った目や子どものような行動など、見所満載。「ダーク・プレイス」でも闇の演技がよかったが、またよくなってます。
・同僚が優しい。姉のように接するマーゴ(ジェニー・スレイト)がほとんど受け答えができないスザンヌを見舞うシーンには涙。
・かなりドキュメンタリーよりなので、映画として感情移入しにくい。
あまり評価を高くしなかったのは映画としてのエンターテインメント性が低かったからです。
悪くはないんですけど、映画としては物足りない。過度なお涙頂戴にすればそれはそれでもっと低評価にしていたかもしれません。
感動ものと考えずに鑑賞するとよいかと思います。


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