観賞日 2019年1月25日(金) 18:45
ムービル ムービル 50/269席 レディースデー
期待度★★★
物語 ★★★★★
演出 ★★★★
配役 ★★★★★
満足度★★★★
監督:カビール・カーン


幼い頃から声が出せない彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。
そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。
これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたパワンだったが、ある日、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕する。
歴史、宗教、経済など様々な面で激しく対立するインドとパキスタン。
それでもパスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意したパワン。
国境では警備隊に捕まり、パキスタン国内ではスパイに間違われて警察に追われる波乱万丈の二人旅が始まった。
果たしてパワンは無事にシャヒーダーを母親の元へ送り届けることができるのか?
そこには、思いもよらなかった奇跡が待っていた…
インドとパキスタンとの抗争自体は知っていますが、その詳細や両国の文化についてはほぼ知りません。
こんな状況で見知らぬ子供を敵対国に送り届けるなんてありえない。
でもそれを無欲に実行するパワンにはスクリーン越しに涙してしまいます。
その行いに対してパキスタンの人々も静かに称賛します。
ラスト間際で国境近くに集まる人々。アナログな画なんですけどじんわりとしみこみます。
全体構成は前半のインド編はカラフルで音楽に満たされています。いわゆるインド映画で、いつもこの踊りがなければ30分は短縮できるのにと思ってますが、まぁ欠くわけにはいかないことも分かっています。
パワンの生い立ちを追いかけるシーンも既視感が…
後半はシャヒーダーとのロードムービーで、ここからが本番。シャヒーダーはほんとに笑顔のかわいい女の子。様々な表情をしますが、どれもキュートです。
宗教や文化が全く異なる人々と関わりながら、支えられているパワンとシャヒーダー。
人の優しさがしみわたります。
繰り返しになりますが、上映時間は長いです。それでも一切飽きない名作です。
インド映画が苦手の方も心を休めたいのであれば、ぜひともご覧になることをお勧めします。


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